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前に来た渓谷にやっと辿り着きました、でこぼこの林道を走り
猿ヶ城の看板から右折して舗装の途切れる狭い道を下ります、
路肩は崩れかかっていたりして、不安ながら用心して進みます。
距離はさほど無いのでしょうが時間が長く感じられました。

橋を渡ると左に営林署の作業小屋が有ります、道はそこで閉鎖され
鉄の枠で扉が出来ています、車を降りて見ると扉の右には人が入った
様な迂回路が有り、そこを通って道を横切り川原に下りて見ました。
今回どうしても此処に来たかったのは、20年前のここから未だ下に位置
する車の行けない林道そこを見たかった、この入り口で大サギ草を
見つけたしその先の路肩の風化した花崗岩の上に風にゆれるセンブリ
を見たのです。今の状態ではそちらは諦めてもう1つの楽しみ
川原の岩に付いたウチワバダイモンジソウを捜しに行きます。
葉は小型ながら表面に細かい刺状の毛が生えており、腰の有る確りした
姿です花は時期が早いので期待は出来ませんが、姿だけでも見たいな
と思います。

上流に向かって橋より。
バックの羊歯はこの右側に生えていた物です。