本当は名瀬に泊まるつもりが、古仁屋と言うだけ有って、中身が濃くて、前田さんが手配してくれたライベストというホテルに泊まりました。 此処は前々回ゴホウラを採りに来たときのホテルで、その時も今回も前田さんのおごり、でした(^_^)v貝のページの写真は此処の外の通路です、貝を送るにもいろいろ揃えてくれてとても親切にして貰いました。。

次の日は、流石に眠たくて、バスの中ではグーグー。 空港行きにすぐ乗り継いで、付いてから食事、その後土浜へタクシーで向かいます、途中なのにバスが止まらない、止まっても今度は空港へのバスがすぐ来ない。 で、タクシーに帰りの時間を告げて浜へ降ります。

土浜はとても広大な浜です、干瀬が未発達で、海底の物が打ち揚がり易い地形なのだそうです。 此処からは沢山の新種が発見され、又これからも続くでしょう。 リーフの上を歩くと、レイシの種類やハナマルユキ、ハナビラだから、水が流れ込む所の石の下にはホラダマシ類、窪みにはオキニシ、オニノキバフデ、イモガイが居ます。

砂の上に座り込むこと３時間あっという間の時間です。 座ってすぐ、イトカケの螺層が外れた物を見つけました、でもマキトケイトカケじゃ無いことはすぐ解ります、はずれかなあ？Ｏさんにあげました、私には水元さんから、届いたイトカケ入りの茶坪が有ります、この茶坪が目には入らぬか！的な自信が有りました。 帰ってみると期待に違わず有りました、これじゃないかなと思って居るとＯさんからタツノコイトカケでしたとのメールが有りほっとしました。無いもんだったらどうしよう、何が有るか解らないものとか 欲の深い事。右は同じく頂き物のマキトケイトカケ です、写真が稚拙で申し訳有りません。

この後空港に戻りそばの海岸を見て回り、ビールで乾杯してＯさんと名残惜しい奄美に別れを告げました。 幾度と無く奄美には行きますが貝の収集目的だけで行くのは３回目位でしょうか。それにマニアと来たのは１７歳の時に親友と来て以来。あれから３０年弱の月日が経ちました、あの頃の奄美への憧れ、そして素晴らしい海のことは、私の胸の中に大切な物として残っています、しかしその後の流れの中にも ご覧のように沢山のかけがえのない友人が出来ました、失われた自然も一部には有りますが、新しく得た物も大きかったわけです、貝の収集と言う趣味を通じて、この特有の自然、文化、人の温かさを知り私は奄美に引かれ、沢山の感動を得ました。 これは私達だけでなく、後世に伝えなければ成らない、残して欲しい大切な物です。この事は又別のページでお話したいと思います。今回の旅でお世話になった各方々に厚くお礼を申し上げます。　中里